人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Go Jackets! - Georgia Tech Scheller College of Businessへの留学とその後

tomogt.exblog.jp
ブログトップ
2005年 04月 08日

ビジネススクール選択 - 最後の決め手

今は夜の11時30分、さっきまでStrategy Projectのプレゼン準備をしてひと段落したので、あとは週末に詰めることにして、Blockbusterで借りてきたサーフィンのビデオを見ながらリラックスしているところです。

ところで、以前に作成していたHPには載せていたのですが、複数校から合格通知を貰って学校選択に悩んでいる人もこのページを見るかもしれませんので、そんな方たちの為に、私の場合最後の決め手になった基準を簡単に紹介しておきたいと思います。

1. 他に日本人がいないこと: この基準は、多くのSeniorの方々にも賛同してもらいましたが、どうせ経験するならより厳しい環境をと思って、日本人のいない(もしくは少ない)学校をその際最重要基準に挙げました。MBAが非常にpopularになっている昨今、日本人のいない学校を探す方が難しいと思いますが、Georgia Techはその基準に合致していました(実際、他に合格した大学は全て、何人か在校生・入学予定者がいました)。<結果>正直、これまで海外生活経験のない私にとって、日本人がいないことは予想以上に厳しい環境でした。でも、こんな経験はそうそう出来るものではないので、精神的に耐えうるのであればぜひお勧めします。今日もStrategyのMeetingをしていて思ったのですが、チームメンバーの他の6人は、10年在米のコロンビア人を除いて、全員アメリカ人。普通、アジア人比率や日本人の多い学校ではこんな環境は有り得ないでしょう。英語のLearning Curveが思うように上がってこないので苦しいですが、これも貴重な経験です。

2. IT/Finance(Entrepreneur Finance)に焦点を充てていること: 自分の将来を考えた時に、Financeをもう一度基礎から固めておくと同時に、ITについても早めに知識を補完しておく必要があると考えていました。もともと理系ではない私にとって、一部の工科大学は、微積の単位の問題で受験が難しそうでしたので、その中で基準が比較的軽かったTechを受けました。他の合格した大学は、Financeに強い学校、もしくは全般をすべからくカバーしている大学ばかりでしたので、その意味でTechはこの基準にも合致していました。<結果>ITはもちろんCoreにも組み込まれていますし、おそらく他の学校に比べても、IT/Operationの専攻者比率が圧倒的に高いと思いますので、同級生からも教わる事は多いです。ちなみに、Financeの科目も(予想外に?)充実していて、AccountingをWaiveした私は最初のSemesterからEntrepreneur Financeを取りました。ただ、CoreのFinanceの授業の質はあまり良くなかった。それから、周りはEngineer至上主義的なところがありますので、Financeに強いといっても個人の位置付けはあまり向上しません(笑)

3. Core CourseのWaiveが可能であること: 面接の際に、全ての学校にヒアリングしましたが、これが可能なのはTechだけでした。既にUS.CPAで会計の勉強は済ませているので、更にCore CourseでFinancial Accounting/Managerial Accountingを取る事は非効率でした。そこでこの基準は私にとっては、非常に重要でした。<結果>上記にもあるとおり、最初のセメスターからEntrepreneur Financeを取ることが出来ました。ただちょっと後悔しているのは、AccountingのDr.Mulfordは、今この分野で注目されている人物で、最近発表したArticleの影響でAccounting Standardが見直される事になったとのこと。結果的に彼の授業を取れなかったのはちょっと後悔。でも、来セメスターでは、もう一段ハイレベルな彼のElectiveの授業があるのでそれを取る予定です。

4. 気候/環境が良いこと: 意外に無視しがちですが、これも重要な要素です。最後まで迷ったもう一校は北部でしたので、冬も長く、アトランタとは正反対の環境でした。厳しいカリキュラムを乗り越える為には、気分的な要素も重要です。気候が悪いと、目が回りそうなタスク量で憂鬱になっている気分に拍車がかかる可能性は否めません。<結果>日本に比べても過ごしやすく、気候の良さには満足しています。

5. その他: 後は、学校に他校に真似出来ない特定の強み(Core Competencyってやつですね)があるかということと、将来性、あとはAdmission Officeの方から受けた印象といったところ。

あくまで私の基準ですので、ご参考まで。

Techのプログラムの質が悪くないことを前提とした上で、"日本人がひとり"っていうことは、裏を返せば、私の選択基準が独特すぎるのかもしれませんね。たしかに、基準1については、流暢には程遠い英会話力の私ですから、たまに"日本人が他にいればなあ"と思うことももちろんありますが....。

by tomo_gt | 2005-04-08 13:33


<< 4月前半の大一番      常に笑いが必要? >>