2005年 10月 29日
F.T.Rothaermelは私が好きな教授のひとりです。前セメスターのStrategic Managementの担当教授で、昨年のTECH Business SchoolのBest Professor Award受賞者です。これまでもUniversity of WashingtonやMichigan StateでAwardを受賞してきたツワモノで、その口調を含め、まさに"理屈の権化"の様な教授。Strategy関係の専門誌でも数々の賞を取っているためか、その姿は自信に満ち溢れています(ちょっと苦手なタイプかも。肌つやも妙に血色が良い感じ)。過去の寄稿は、こちらでダウンロードすることが可能ですので、戦略に興味のある方は覗いてみると良いかと思います。 彼の授業はかなりハードなことで有名で、Cold Call(突然指されること)連発で、私もその餌食に遭いました。とほほ。ただし、授業の内容自体は充実したもので、前半は戦略関係の理論の説明とケース。取り扱ったケースはMonsanto, Wizards of the Coast, Treo: Handspring, Evolution of Air Express Industry, AOL Time Warnerなど、ちょっと変わった内容。それもそのはず、HarvardのケースではなくUofW時代に彼が使っていたケースです。このうち、2つのケースを選択して分析レポートを提出する必要があり、各回がそれぞれ125点満点で採点されます。私はこのうちWizard of the CoastとAir Express Industryを選択し、245/250、コンサル時代のプレゼン資料作成能力をフル活用してクラストップ圏内の点数を取り、Cold Callで死んだ分を何とか取り返しました。後半はチームベースでジョージアに根付いている企業の中から選択した企業に対する戦略分析を行いますが、この際、教授が作成した分析ポイントリスト(100近くの質問リスト)が手助けになります。このリストは、注意すべきポイントが網羅されていて、将来的にもツールとして使える内容。プロジェクトの対象企業は、Bell South, Coca Cola, Delta, Georgia Pacific, Home Depot, Sun Trust Bank, Southern Company, Equifax, Cintas, UPSで、私達のチームはSouthern Companyを対象としました。最後に他のクラスメイトの前でプレゼンをするのですが、時間の半分がQ&Aに割かれるため、事前準備が重要。これにはドキドキさせられました。個人的には、今までStrategy Analysisのフレームワークをきちんと教わった経験がなかった為、非常に役立ったと同時に更に"戦略"が好きになりました(曖昧な概念ではありますが)......ただ、あのプレッシャーのかかる授業は二度と受けたくないかも。
by tomo_gt
| 2005-10-29 03:48
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Georgia Techのビジネススクールを2006年に卒業し、今はGlobal Pharmaの日本法人でCFOとして働いています。U.S.CPA & B-School受験、コンサル就職等に関するご質問その他コメントは、tomo_gt@hotmail.comまで遠慮なくどうぞ。 *Tech MBA HP カテゴリ
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